江戸時代には、子供たちの遊びがたくさんありました。
路地や原っぱでは子供達の遊ぶ嬌声であふれていたものです。
遊びは、立派な大人としての健全な身体を育む訓練であると同時に、大切な人間関係を学ぶ場でもありました。

竹とんぼ

はっきりとした起源は解明されていませんが、江戸時代享保(一七一六〜三六)頃とも、安永年間(一七七二〜八一)に、時の科学者平賀源内が発明したともいわれてます。竹で作った棒が飛ぶことから、「竹トンボウ(飛ん坊)」、「竹トンボ(蜻蛉)」と呼ばれるようになったそうです。
お手玉

紀元前一二〇〇年に黒海周辺の遊牧民が遊んだ祖型が残っていて、シルクロードを経て、全世界に広がっていきました。
日本では平安時代に遊ばれていました。祖母から孫娘への隔世伝承で、お手玉を布から作り、遊ぶと同時に、行儀作法や昔話などが伝えられました。
タンポ槍

たんぽとは綿を丸めて布で包んだもの。これを槍の頭につけ、稽古用につくりました。江戸時代は平和な時代でしたが、こうして「戦(いくさ)」の訓練をしていました。
竹馬

起源は、中国の逸話集である「世説新語」(五世紀)の中に、「竹馬とは笹竹を馬に見立てて股の下に入れ、走り回る遊び」とあります。
室町時代には、現在のような形のものも「竹馬」と呼ばれるようになりました。
羽子板

羽つきは、ツクバネという落葉樹の実を、手でついて遊んだのが始まりといわれています。
正月に羽をつくことは「世諺問答(せげんもんどう)」(一五四四年刊)にその羽の飛ぶ様が虫を食べる蜻蛉(とんぼ)に似ているので、子供が蚊に刺されないおまじないとして始められたとか書かれています。
 

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